3つの特長
Web制作会社によるシステム開発
システム開発を委託する場合、大きく分けて2通りの選択肢があります。
(1)システム開発専業のITベンダー(ソフトハウス、システムインテグレーター等)へ依頼する
(2)アットライズのようなWeb系システムも手がけるWeb制作会社(Webプロダクション)へ依頼する
(1)システム開発専業のITベンダー(ソフトハウス、システムインテグレーター等)
一般的に SE(システムエンジニア)/PG(プログラマ)が多数在籍し、大規模システム開発にも対応した開発体制が整っています。
大規模システム開発では、起こり得るであろう ありとあらゆる事態を想定し、それに対応しうるリカバー処理、不具合に対応した処理なども網羅していきます。
また、システムを構成する設備等に万が一故障等が発生しても運用を継続できるように冗長構成にしたりします。
そのため開発費もそれ相応の費用がかかります。
(2)Web制作会社(Webプロダクション)
比較的小規模なシステムを手がけるケースが多く、クライアント(顧客)も中小企業が中心です。
多くの場合、システムが動作するプラットフォーム(OSやハードウェア環境など)も、安価で汎用的なWebサーバー上で稼働する前提で構築しますので、低コストに抑えることが可能です。
また、開発スタッフも1人、またはプログラマー+デザイナーの2人程度の小規模人数で開発しますので、専業のITベンダーと比べ一桁安い見積りになるケースも多々あります。
中小企業が限られた予算内でシステム化を検討する場合は、まずはWeb制作会社に相談してみるのが良いでしょう。
注文住宅で例えるとわかりやすい!?
例えば注文住宅を建てる場合、ビルやマンションなどを手がける建設会社やゼネコンなどではなく、一般的にはハウスメーカーや工務店に相談するかと思います。
さらには地場に根ざした工務店であれば より親近感や安心感もあり、細かなアドバイスや要望など親身になって応えてくれる、そんなイメージがありませんか?
<おまけ>
蛇足ですが、私が前職のSE時代に携わっていたプロジェクトは、複数メーカーによる共同プロジェクトで ソフト開発だけでも100人近いSE/PGが開発を行うという大規模なものでした。(それ以外にハードウェア開発を行う技術者が ソフト開発の人数以上携わっていました。)
具体的には言えませんが、、24時間365日中断することなく稼働し続けなくてはならない社会インフラとしての大規模システムで、ありとあらゆる事態を想定し それに対応しうる高度な技術が要求されるものでした。
全体の予算感もおそらく数百億円規模だったのではないかと思いますが、、末端の一機能を担当するSEレベルでは想像もつきませんでした。。(^^;
徹底したヒアリングで既存業務フローの見える化
『失敗しないシステム開発』でも記載しましたが、今までの業務フローを一気に変えると運用中に事前には想定できなかった事態に遭遇したり、また慣れない手順でトラブルやスタッフの抵抗などに遭うことも多々あります。
弊社では、徹底したヒアリングで既存業務フローの見える化を行い、そこで起こり得る問題点や課題をシステム化で解決する提案を行っていきます。
業務フローを見える化することで業務の全体像が明確に把握でき、非効率や不具合の要因も浮かんでくると同時に、改善すべきポイントも見えてきます。
モックによるテストで納得の機能・使い勝手を追求
システムの仕様が固まってきた段階でモック(*1)を作成し、運用時実際に操作する担当者による検証を行っていただきます。
そこで出た要望や改善点を折り込んで、さらに改善したモックでのテストを重ねます。
これを2~3回繰り返すことで、現場レベルに対応した きめ細かい仕様と使い勝手に仕上がります。
試作段階で現場レベルの声を反映させることで、システム導入時の社内の反発や抵抗感がなくなり、スムーズな導入と運用が可能になります。
(*1)モック:シミュレーション的な試作品。(モックアップ(mock-up)の略)
※コスト優先でオープンソースなどをベースに開発する場合、モック検証を行わないケースもあります。
2020/11/18